まとめ
- Platform Engineeringは会社ごとに異なる解釈を持っていて試行錯誤している状況。
- Platform Engineeringをサービスとして提供している事業者も、それぞれの顧客に応じて対応する必要がある。 組織、文化、技術などによって設計・運用が変わるため、「これをすれば良い」という単純な話ではない。
経緯
去年、弊社を立ち上げてからすぐの時に、情報収集も兼ねてPlatform Engineering Meet UpやSRE Kaigiなどに参加していたところ、Connpassから通知が来て、まだ席が空いていたので参加しました。Kubernetesは直近2年ぐらいはあまり触っていませんでしたが、『Kubernetesで実践するPlatform Engineering』ということで、著者のMauricio Salatino氏も来られるとのことで、最後に個人的にいくつかお話しさせていただければと思い参加しました。
感想
会場はほぼ満席状態で、多くの方が早期販売されていた本を購入されていました。私も最初はあまり買う必要はないかなと思っていましたが、せっかくなので購入しました。この感想レポートを書いている現在はまだ全く読めていませんが、Mauricio氏に直接質問させていただいた際に、私が興味のあるトピックがあるとのことをおっしゃられていたので、読んでみたいと思います。
個人的に今回のイベントでの学びは、Crossplaneというサービスの存在を知れたことが一番大きかったかもしれません。 詳細についてはまだ調査中ですが、Kubernetesを利用し、Cloud NativeをターゲットとしたInfrastructure as Codeツールのようです。 Terraformとの大きな違いはContinuous Reconciliationという仕組みで、Crossplaneで定義した状態を常に真として、ドリフト(コードと実態の乖離)を防ぐ機能があるという点に興味が湧きました。 ただし、CrossplaneのProvider数はまだ100にも満たないため、必要なProviderがない可能性もあるかもしれません。
また、CNCFのページをあまり確認していなかったのですが、以前見ていた時よりも多くのサービスが記載されていて、勉強不足を実感しました。 Mauricio氏との話の中で、6月に開催されるKubeConへの参加を勧められたため、今年はぜひ参加する予定です。
また、Jacopenさんとも最後に少しお話させていただいて、イベント運営、「EMTEC」の活動も尽力されている様なので、今後も注目していきたいと思います。